申し入れ書


 
現在、わが国はかつてない危機に直面している。この難局を乗り切るためには、この危機に的確に対処することができる本格政権を一日も早く樹立しなければならない。
  その意味で、政権与党たる自由民主党の責任にはきわめて大きいものがある。
  こうした状況の中で近く都議会議員選挙や参議院議員選挙が行われるが、都市部の自民党支持者や地方議会の議員をはじめ国民から、自民党の抜本的な改革イメージを示すため、開かれた総裁選挙を行うべしとの声が高まっている。
  そこで自民党の解党的出直しを図るためにも、次期総裁を選出するにあたっては、下記の事項を強く要望する。

  1. 党員・党友に開かれた総裁選挙を行うため、党員・党友の票数が国会議員票を下回らないようにすること。また、党員・党友の数に比例して、各都道府県連ごとの代議員の定数を決定すること。
  2. 総裁選挙にあたっては、4月中にこだわることなく、全国民に主義・主張・政策を十分キャンペーンできる時間を確保すること。
  3. 総裁選挙を実施する前に、各都道府県連での予備選挙を行うこと。その方法は、各都道府県連の判断に委ねること。
  4. 今秋予定の総裁選挙を前倒しで実施し、その総裁選挙で選出され  た総裁のもとで本格政権を作ること。
  5. 前項を実行するにあたり、必要な党則の改正を行うこと。

 

平成13年4月3日
自由民主党東京都及び大阪府選出国会議員有志

衆議院議員
石川要三  石原伸晃  伊藤公介  小林興起  左藤 章  
塩川正十郎  下村博文  中馬弘毅  中山太郎  鳩山邦夫
林省之助  平沢勝栄  松島みどり  八代英太  柳本卓治

参議院議員
石井道子  清水嘉与子  武見敬三  谷川秀善  中島啓雄
野沢太三  畑 恵  保坂三蔵  水島 裕  南野知恵子
依田智治                         (五十音順)

 

自由民主党幹事長  
古賀 誠 殿