いよいよ、「G8北海道洞爺湖サミット」が、本日7日から9日まで開催されます。
G8サミットとは、日、米、英、仏、独、伊、加、露8か国の首脳及びEUの委員長が参加し、各国持ち回りで毎年開催される首脳会議であり、日本での開催は2000年の九州・沖縄サミット以来になります。今回のサミットでは、『環境問題』『食料問題』『世界経済』『アフリカ支援・開発問題』『核不拡散問題』が主要なテーマになっています。
まず、『世界経済』では、金融市場の安定化や投機的資金による原油価格高騰等への対応について、各国が協調して必要な施策に取り組む姿勢を示して欲しいものです。
さらに、知的財産権保護、資源問題についても、踏み込んだ議論が交わされる事を期待しています。
次に、『環境問題』では、「環境先進国・日本」として、今後もイニシアティブを発揮できるよう、福田首相に期待したいです。
地球は世界各国共通の財産です。人類全てが環境保全に対して共同責任を負っているという認識になって考えなければならない問題です。サミット参加国はもとより、経済発展に伴い、CO2排出量が急増した中国やインドまでの新興国も巻き込んでの取り組みが必要だと思います。
すでに昨年の「2007ドイツ・サミット」では「2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を少なくとも半減することを真剣に検討する」ことに合意していますので、福田首相が提唱する低炭素社会への転換を、数値目標を含め参加各国にも了承を得て欲しいと思います。
今回、課題が山積みですが、意義のあるサミットになることを願っています。
そして、『核不拡散問題』では、北朝鮮による拉致問題も含め、しっかりと議論をして欲しいと思います。特に空手形にならない為にも米国ともっと具体的に話を詰めてもらいたいです。