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<2010年09月26日>民主党代表選

 民主党の代表選がようやく終わった。やっと終わったという感じだ。

予想以上の大差といったマスコミ表現が多いが、実際は国民の意志とは異なって党員・サポーター票と地方議員票ともに6対4でほぼ同じ、国会議員票は互角である。

 総理大臣が刑事被告人になるかもしれないが何とかなるだろう、上役・先輩には逆らえない、毒饅頭も食ってみれば薬になるかもしれない、と思った人より、消費税増税のように発言のブレが目立ち、参院選挙で大敗し、政治主導も疑わしいが、首相がころころ変わることによって日本の国益が損なわれていることは間違いないので3ヶ月で変わるよりはいいだろうと思った人が若干多かったということだろう。

 何はともあれ再選を果たした菅首相にはやらなければいけないことが山ほどある。通常国会の終盤以降の民主党内の権力闘争による政治空白は大きい。円高と株安。そして尖閣諸島沖合の日本領海を侵犯した中国漁船を海上保安庁が逮捕した事件で中国の反応は驚くべきものだ。北朝鮮のテポドンよりも底知れない危機感を覚えると同時に日本政府がなめられているとしか言いようが無い。司法が政治判断をするのもおかしいし、もっと国益を考えた判断をすべきである。

 菅首相になってから普天間基地移設問題など日米同盟に踏み込んだ具体策も無いし、財政赤字は危機的状況にあり、年金、医療、介護などの社会保障改革はどうなってしまったのだろうか。現在の閉塞感を打破し夢と希望が持てる社会を早くつくるために、一国も早く、新しい国のかたち、そのためのビジョン(成長戦略)を早く示して欲しいと思う。

 さぁ、今こそ真っ向な政治が求められるとき、私の出番だ!!

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この記事を書いた人

左藤 章のアバター 左藤 章 元衆議院議員・学校法人大谷学園理事長

現在、学校法人大谷学園理事長。
防衛副大臣兼内閣府副大臣、衆議院安全保障委員長、衆議院文部科学委員長等を歴任。
情報通信、防衛、教育、司法など多岐にわたる分野で活動中。

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