全球降水観測計画主衛星「GPM主衛星」打ち上げ視察
日時:平成26年2月28日(金)
場所:鹿児島県種子島宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米国航空宇宙局(NASA)が共同開発した全球降水観測計画主衛星「GPM主衛星」打ち上げの視察に行ってまいりました。
28日3時37分、満天の星の中、HーⅡAロケット23号機の打ち上げ、無事大成功いたしました。
従来の気象衛星「ひまわり」では、雲の大きさや形を上から表面のみの確認にとどまりましたが、このGPM主衛星は、2波長を使用するため、雨雲スキャンレーダーで雲の中まで立体的にとらえ、雨・雪の分別や雨量、3〜7日ぐらいの雲の流れも予測し、今迄不可能であった雨も観測でき、見逃しが約1%減少します。
これが軌道にのると世界の95%の雨量が観測でき、災害対策・農業対策等に非常効力を発揮します。
JAXAとNASAの協力でできた優れ物です。
またGPM以外に小型衛星が7大学から同乗され、大阪府立大学の10cm×10cmの物も無事軌道に乗りました。
打ち上げまでの間、キャロライン・ケネディ大使と懇談。大変日本びいきの優しい方でした。またフランスのマセ大使とも挨拶しました。