衆議院・東南アジア各国安全保障政策等調査議員団 海外派遣
日時:平成26年7月6~11日
行先:ベトナム・フィリピン
衆議院・東南アジア各国安全保障政策等調査議員団のメンバーのひとりとしてベトナム・フィリピンに行ってまいりました。
初日はベトナム国会へ。
国会国防治安グエン・キム・コア委員長等に表敬訪問し、南シナ海等の安全保障について意見交換しました。中国に対しての対処について話を聞きましたが、なかなか難しいものです。
また、日本の海上保安庁にあたる海上警察本部訪問し、グエン・クアン・ダム司令官はじめ幹部の方々と懇談時には、5月下旬のベトナムの船に中国の船がぶつかってきた時の映像もみました。
中国は国際法を守り、力による支配をやめるべきである。国際世論をもっと高めなければいけません。
その後の国防省では、グエン・チー・ヴィン次官と会談いたしました。
日本との防衛交流・支援等・対中国に関する対応などを話し合いました。日本に対し、かなりの期待がありました。
次の日はハノイへ。
南ベトナム時代の大統領官邸・戦争証跡博物館を視察し、ベトナム戦争の惨さや枯葉剤の被害の大きさに言葉を失いました。枯葉剤で480万人の人たちが被害にあいました。戦争被害者の支援のため、そして戦争を二度と起こさないため務めていきます。
9日、マニラへ。
早速、ガズミン国防大臣等と会談。フィリピンは南シナ海での中国との問題で仲介裁判所に提訴しています。日本も支援をしなければ。
また、日本からの巡視船提供や昨年のレイテ島の台風被害での自衛隊派遣に感謝されました。これからも日本・フィリピンの経済協力・防衛交流を進めながら、法と道理を守るため頑張っていきます。
10日、元米軍基地クラークを視察。4200haの広大な敷地の再開発をするクラーク開発公社のアーサートゥガデ総裁からブリーフィングを受けました。インフラ整備され、港湾・国際空港もクラーク内にあり、法人税5%や固定資産税無し等の税制優遇をし、かつ治安対策も万全、そして企業誘致しています。日本から横浜ゴム、アデランス、大陽日本酸㈱等43社が稼働しています。更なる企業進出を希望されました。
その後、敷地内のフィリピン空軍によるブリーフィング。米軍との協力関係を進め、強化を図っていく必要があるとのことです。日本の防衛大学に留学していた方がおられました。これからも交流を深めていきたいです。