ポーランド・英国出張視察
日時:平成25年9月4日~11日
行先:ポーランド・英国
初日は、ポーランド。
キエルツェという街で開催されている国際防衛産業展示会を視察いたしました。国際防衛産業展示会では、各国の防衛産業がブースを出して製品のPRをしています。
ポーランド企業の装備品を中心に説明を聞きましたが、ポーランドの装備品は非常に実用的に作られている印象を受けました。また、海外製のものも含めて既存の装備品を組み合わせるなど、様々な工夫も見受けられました。我々も学ぶべきところがあるかもしれません。
また、装備近代化担当のスクシプチャク国防次官と、今後の日・ポーランド防衛協力や、前日に視察した装備品展示会の感想などについて意見交換、シャモニク国防大臣を表敬時には、先日アフガニスタン派遣中にテロ攻撃で亡くなったポーランド軍人へのお悔やみ申し上げ、8月に海自練習艦隊がポーランドのグディニア港に寄港した際、シャモニク大臣自らワルシャワから足を運んでくださったことに謝意を表明いたしました。その様子がポーランド国防省のサイトに掲載されていました。ポーランド語ですが、こちらです。
インフラ担当のオチュコヴィチ国防次官主催の昼食会では、ポーランドのエネルギー事情や若者の就職事情といった幅広い話題について話を伺うことができました。
ポーランドは中東欧の大国で、我が国と人権・民主主義といった基本的価値を共有する重要な国です。今後も日・ポ良好な関係を続けてまいります。
そして、イギリスへ。
防衛科学技術研究所DSTLや国際装備品展示会DSEI等を視察いたしました。
50カ国の防衛装備品関連の企業1500社が参加したDSEIでは、たまたま視察に来られていたハモンド国防相と会う機会があり、短い時間でしたが懇談いたしました。ここで展示されていた技術は必ずしも防衛だけでなく、民間でも利用できる技術が多く見受けられました。
また、国防省ダン政務次官、ギブソン首席科学補佐官、貿易・投資省パニギアン防衛・安全保障部長官と懇談。今後の日英防衛協力について意見交換をいたしました。また、現地では、お会いする皆様方よりオリンピック・パラリンピック東京2020の決定にお祝いの言葉をいただきました。
英国側との各意見交換の中では、日本との防衛協力に対する強い期待が示されました。日本としても五輪期間中のテロ対策など英国から学ぶべき点はたくさんあります。これからも日英間の安全保障・防衛協力の発展に努力していきたいと思います。