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<2009年06月04日>党首討論~脱官僚政治~

国会議員の資質

 先月、突然小沢氏が民主党代表辞任を表明し、新しく鳩山氏が代表、岡田氏が幹事長、小沢氏が選挙担当の筆頭代表代行になりました。

 そして、5月27日には、久しぶりに党首討論が麻生首相×鳩山代表で行われました。

 その討論の中で鳩山代表が官僚中心の政治を批判され、「脱官僚政治を」と発言されていました。
確かに、私も含め多くの国民、議員も賛同する意見だと思います。
しかし、気をつけなければならないことは、官僚政治をやめるためには国会議員自身も資質が問われてくるということです。
与野党問わず、国会議員が官僚に負けないぐらいに政策に明るく、法律の原案等を作成できるノウハウを持っているのでしょうか。
官僚政治脱却のためには、国会議員自身にその資質が必要だと思います。
議員は常に的確な判断が求められます。
そのためには、裏付けとなる知識・情報と判断力が必要不可欠です。

 また、言うまでもなく国会議員は私たち国民の生活の基盤になる法律を作っていくことが仕事です。
しかしながら実際には、法律等が審議されている本会議や各委員会を欠席する議員が多いのが現状です。
国民に選ばれたからには議員の皆様には責任を持って勉強と努力をし任務を遂行して欲しいと思います。

  官僚政治脱却を目指すには、正確な知識と的確な判断力、そして責任感を持った議員が選出されることが大切だと思います。
また、そのような人物のみが国会に送り出されるよう、国会議員定数削減も含めて政治改革に取り組むことも今後の大きな課題だと考えております。

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この記事を書いた人

左藤 章のアバター 左藤 章 元衆議院議員・学校法人大谷学園理事長

現在、学校法人大谷学園理事長。
防衛副大臣兼内閣府副大臣、衆議院安全保障委員長、衆議院文部科学委員長等を歴任。
情報通信、防衛、教育、司法など多岐にわたる分野で活動中。

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